11月2日、雪組2024年4~5月別箱公演が発表されました。

この発表が遅かったのは、彩風咲奈さん退団前イベントと朝美絢さん・夢白あやさん全国ツアーというトップスター交代がわかる内容だったからですね。

 

今思うと、全国ツアー2023年8~9月「愛するには短すぎる」はトップスター交代の予告編だったのです。

 

 

 

愛するには短すぎる

 

星組「愛するには短すぎる」初演は、星組トップスター湖月わたるさんの退団公演でした。

トップ娘役 白羽ゆりさんは、この公演後に雪組に組替え、雪組トップスター水夏希さんの相手役を本公演4作品務められ単独退団されました。

2番手安蘭けいさんは、湖月さんの退団に伴って星組トップスターに就任されましたね。

まさに、彩風さんと朝美さんの関係になりそうです。

 

「愛するには短すぎる」は、トップスター役は純粋ないい人、2番手は見せ場のある相棒と、次世代につなぐのにピッタリな作品だと思います。

また、ヒロインはトップスターと愛し合いながらも別れるように見え、コンビ感を薄めています。白羽さんはドレスが似合う姫役者で、夢白あやさんは白羽さんに似ていると言われることがありました。

敵役になるフランク・ヘンドルトンは、初演では柚希礼音さんで、星組で安蘭さんの後にトップスターになられましたね。

雪組では華世京さん(106期:研4)がフランク役に抜擢。何でもできる華世さんですが、フランクのようなあくの強い役はお顔が大人になるまで時間が必要なのかなと思いました。

 

 

全国ツアー「仮面のロマネスク」

 

「仮面のロマネスク」は、華やかな舞踏会に潜む貴族の恋の駆け引きと、柴田侑宏氏作品ならではのドラマチックな旋律が魅力的な作品です。

初演は1997年雪組 高嶺ふぶきさんで、ニヒルで大人なヴァルモン子爵がはまっていました。ラストシーンも切ないですね。

大人の恋ヴァルモン子爵とメルトュイユ侯爵夫人と、純粋な恋ダンスニー男爵と令嬢セシルが対比されて、そこに貞淑なトュールベル夫人と様々な人が描き分けられています。

ヴァルモン子爵は、1997年初演雪組 高嶺ふぶきさん、2012年宙組 大空祐飛さん、2016,2017年 明日海りおさんと、美形のトップスターが演じてきたお役ですね。乙女のトキメキ

 

美しい朝美さんがヴァルモン子爵を演じるのは納得。貴族の宮廷服や軍服は、今までのショー作品でもお似合いでした。グッ

夢白さんメルトュイユ侯爵夫人は、若いつばめジェルクール伯爵との恋もあった大人の女性。

夢白さんなら美しく堂々と演じられると思います。赤薔薇

 

この作品は、様々な魅力的な男役、娘役の役があって博覧会状態。

彩風さんリサイタルと全国ツアーの振分けにもよりますが、縣千さんがリサイタル側で若手抜擢だと考えると・・・

 

2番手役 ダンスニー男爵   華世京

3番手役 ジェルクール伯爵  咲城けい

娘役2番手役 トュールベル夫人 音彩唯

娘役3番手役 令嬢セシル    華純沙那


こんな配役もあるかもしれません。

 

以前のブログで、2023年夏の全国ツアーが過酷な日程だったと書きました。

2024年4~5月全国ツアーは、梅田、静岡、長野、新潟、埼玉、愛知、岐阜、愛知と主に中部圏が多く、移動する場合は、ほとんどで休演日が挟まれています。時期的にも過ごしやすい季節で良かったです。

 

新人公演の配役から

 

雪組「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」新人公演の主な配役が発表されています。

コナン・ドイル(華世京:106期)

妻ルイーザ(星沢ありさ:108期)

ホームズ000(聖海由侑:103期)

 

華世さんは2回目新人公演主演です。

御曹司はトップスター退団公演で新公主演することが多いので、おそらく、華世さんは彩風さん退団公演「ベルサイユのばら」でも新公主演され、トータル4~5回新公主演となりそうです。

星沢さんは108期で一番早くヒロインとなりました。

107期首席 白綺華さんは、「双曲線上のカルテ」では、病院中庭のチャリティーで美声で歌うシーンがありました。また、美声が必要なお役のときに新公ヒロインされるのかもしれません。

「ベルサイユのばら」マリー・アントワネットでしょうか?

歌が上手い聖海さんは、今回最後の新公主演がとれなかったのは残念ですが、次期トップスターの朝美さんのお役は美味しいはずです。今後も活躍を期待します。

 

華世さんを見ていると、彩風さん、柚希さんのイメージがあります。

彩風さんと柚希さんは、新公主演5回、お二人とも生え抜きトップスターで、就任は彩風さんが研15、柚希さんが研11でした。組内の方針や前トップスターの任期に関係したのでしょう。

華世さんは、雪組御曹司として大切に育てられるのでしょう。

 

「愛するには短すぎる」船上での休暇が心地よく華やかな作品ですが、人事的にも興味ある作品ですね。

 

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